我が家も「共働き」で「子供あり」世帯です。
実は私も共働きで子育てをしていることが辛く、一時は軽い鬱症状に悩まされたほどです。。
それでも現在も正社員で働き続け、子育てに日々奮闘しています。
この投稿では私の経験も踏まえ、共働きの子育てをもっと楽にできないか、そして辛く感じてしまう原因と対策についてお話ししたいと思います。
まず、データを見ていくと、内閣府の2022年「男女共同参画白書 令和4年版」によると、共働きの世帯は全体の7割を超えているとのこと。専業主婦で過ごしていく家庭の方が少ないということですね。
ではなぜみなさん共働きをするのでしょうか。
共働きをする理由
そもそもの話ですが、皆さんはなぜ共働きをしていますか?老後のため?子供のため?
皆さん多かれ少なかれ、お金が必要だからと共働きを選択していると思います。
共働きをする理由として、一般的には次のような理由が挙げられます。
- 経済面の安定
- 外で働いている方がメンタルが安定するため
- 社会とのつながりが持てるため
- 自己肯定感が上げられるため
1.経済面の安定
言わずもがな、働いていればお金が手に入ります。
人生100年時代、一時は老後には1人2000万円は用意すべきだとのニュースに驚きましたが、実際必要になる可能性が高いご時世です。少しでも老後の準備をしておくに越したことはないでしょう。
よく思うことですが、人間働ける期間は限られています。ずっと健康で仕事ができると言う保証もありません。なので、個人的な視点ではありますが、働けるのであれば働いたほうがいいのではないかという考えから働くに至っています。
2.外で働いている方がメンタルが安定する
子育ては孤独です。言葉の喋れない赤ちゃんと二人きり、またはまだ小さい子供が他にもいる場合はまだ手がかかるでしょうし、そんな中その子たちの安全を守り、常識を教え、健康的に育てていかなければならない。
私にとっては完全なる無理ゲーです。専業主婦の方、本当に心から尊敬します。
外に出て、言葉や常識が通じる大人と話して、たまに育児の愚痴を聞いてもらったりすることが心の拠り所になる方も多いのではないでしょうか。少なくとも私はそのうちの1人です。
3.社会とのつながりが持てる
出産と共に会社を辞めたという方もいらっしゃると思います。
私自身産後約6ヶ月、育休でほとんど子供と二人きりで過ごしますが、その6ヶ月間だけでも社会から孤立していると感じてしまいました。
悲しい・虚しい・社会から必要とされていないのでは、という感情が湧いてきて、とても怖かったのを覚えています。
今思うと、そんなことは決してないし、社会に貢献するであろう人手となれる命を守り、育てていること自体が尊く、社会貢献です。
もし今悩んでらっしゃる方がいるのであれば、「今の自分は人生の中でも1番大切で大きな仕事をしている」ということを覚えていて欲しいです。
話が少し逸れましたが、わかりやすく「社会と接する=仕事をする」だと思いますし、自分のキャリアも積める上、社会とのつながりもより濃いものになります。
4.自己肯定感を上げられるため
仕事を毎日こなしていくことで、家庭では感じづらい達成感を感じることができます。
達成感があると、自分が会社や社会から必要とされる人間なんだ!と思えるようになってきます。
前項にも出てきた「社会から必要とされていないのでは…」という感情にはとても効果的ですね。
この感情は毎日をポジティブに過ごすためにとても大切なものですし、大切にしたいという方も多いのではないでしょうか。
共働きがしんどいと感じてしまう場面は?
ではどういった場面でしんどいと感じてしまうようになるのか。個人的にしんどいと思ってしまう場面をいくつか書き出してみました。
パートナーと時間が合わない働き方の場合は、特にしんどいと感じてしまう方が多いのではないでしょうか。
では続けて詳しくみていきます。
体調が悪くても自分も頑張らないと家事が回らない
自分が体調が悪かったとしても、パートナーは変わらず出勤しなければなりません。
子供の送迎も必要ですし、せめて子供達の料理や洗濯などの家事も最低限はしないと…となると、体調不良でも体に鞭を打って家事をします。
これがなかなかに大変です。
結婚後の子なし時代、独身時代では中々遭遇しない、「休みたくても休める環境にない」というのは私自身初の体験で、何回か心がへし折れた記憶があります。
パートナーと休みが合わせにくい
共働きをするにも、別々の会社に就業されているご夫婦が多いと思います。
さらに、業種が違うと基本の休みが異なってきますよね。となると、土日休みの方はほぼ休日の間、ワンオペになってしまうことが多いです。
平日休みのパートナーを羨ましく思うのは私だけではないはず…
ワンオペではなくても、二人で子供の面倒を見続けているとやはり子供中心の生活になり、パートナーは「チームメイト」状態です。
結婚して「これで長く一緒にいられる!」と思っていたのに、一緒にいるのに二人での会話は子供のことばかりで雑談なし…というのは、子供が生まれてから気づいたことの中で、一番衝撃的でした。笑
他のご家庭はもっと上手くやってらっしゃるかもしれません。ですが、我が家は本当に雑談がなくなりました。
「子供もパートナーもいるのになぜこんな気持ちになるのか…」と何回も悩んでしまった一番の要因は、パートナーとの休みが合わず、コミュニケーションが取れていなかったからだと感じています。
休日はワンオペになりやすい
前項にも書きましたが、休みが合わない→片方がワンオペ の図が出来上がってしまいます。
誰が悪いわけではありませんが、一人でも大変なのに何人もお子さんがいるとさらに大変です。
どちらかの働き方や職場を変えない限りこの構図は変わりませんので、しんどいと思ってしまうのも仕方ないことではないでしょうか。
外食費がかかりがち
仕事で疲れて帰ってきて子供をお風呂に入れてご飯の準備…
たまには外食でもいいよね?と言いつつ、その「たまには」がつい連日になってしまって食費が重くのしかかってしまう…というのもあるあるではないでしょうか。
外食は手軽ですが、食費がかかってしまいますし、子供の見守りながら自炊するのは体力的・精神的にも大変です。どちらを取るのかは私自身も毎回悩んで決めています。
が、結果的にはどうしても外食費が多くかかってしまうことが多いです。←
子供のお迎え負担が片方に偏りがち
子育てに理解がある会社の方か、物理的に保育園や幼稚園からの距離が近い方がお迎えに行かなければならないことが多いのではないでしょうか。
そのため自動的に急なお迎えなどの場合はどちらか一方に要請がかかることがほとんど。
それだとお迎えを行く方が仕事が思うように進まず、しんどいと感じてしまう一因になってしまいますよね。
世帯収入が上がるため保育料が上がる
保育料は世帯収入によって決定します。
収入が高ければその分保険料も値上がりします。産休育休で保育料が低めだったのが、また働き出して翌年には保育料が倍近くになった…というのはよくある話ですが、しんどいことに変わりはありません。
一方の家事分担が滞るともう一方がイライラ
自分自身も頑張って家事をしているのに、最初に決めた家事分担でパートナーが思うように捗っていないのをみると、「自分は頑張っているのにどうしてパートナーは頑張ってくれないの?」と感じてしまっても不思議はありません。
お互い忙しく疲れているのを知っているだけに、直接的に怒りをぶつけづらいというのもあるでしょう。
ですが、こういった繰り返しがパートナーへの不信を招いてしまったりするのです。
一方が休んでいるのをみるだけで不平等と感じてしまう
自分が家事をやっている時に、相手が優雅にテレビを見ていたりなどするだけで「なんだかなー」と思ってしまうこともあります。
パートナーは自分の役割を果たしてくつろいでいるならまだしも、特に何もせずにくつろいでいたりする姿をみるとモヤモヤしますよね。
このモヤモヤが改善されず、立て続けにあるとイライラになり、しんどい!になってしまうのも頷けます。
ここまで書き出してきましたが、パートナーに対して感じる不満やモヤモヤ・イライラがしんどいと思ってしまうトリガーになっているようですね。
その他にも、日々を生活していく中で、自身の体調が悪かったり、仕事に疲れていたり、睡眠不足だったりなどの要因が重なると、さらに「しんどい」と思ってしまう場面が増えてしまうのではないでしょうか。
しんどくならないための対策
子供のことを思うとお金が必要ですが、その分子供と過ごす時間はどうしても減ってしまいます。
仕事のことを思うともっとたくさん働きたい!と思っても子供のお迎えや急な発熱で思ったように働けない場面もあります。
あちらを立てればこちらが立たなくなってしまう、どちらかを選ぶと言うのも苦しい選択です。
そこでおすすめなのが「パートナーや職場との関わり方を見直す」ことです。
日々の仕事量や作業量を減らしたり、子供や夫にイライラしてしまう場合は、子供や夫、職場自体をすぐに変えることは難しいです。なので自分が変わることが一番手っ取り早いのです。
パートナーと子供と仕事、それぞれの関わり方を今一度見つめ直してみましょう。
パートナーとの関わり方
ではまずパートナーとの関わり方を見直してみましょう。
お疲れ様」と「ありがとう」を自分から率先して言う
お互い仕事が大変な中、子育てもしているのでお互いに労いの言葉を掛け合うことがとても重要だと思います。
「お疲れ様」、「いつもありがとう」。
この言葉があるのとないのとでは夫婦円満に大きな差が出てきます。(投稿主も体験済みです。)
家事の役割分担を大まかに決める
これは「大まかに」がポイントです。
きっちり決めてしまうと、「あれができてない」、「これもできてない」と、相手が仕事が忙しくてクリアできていないことに目についてしまい、イライラの原因になってしまうことがあります。
ここは大まかに決めて、「ダメそうだったら私やるね」「今日は疲れてできないからお願いしてもいい?」など、声かけや歩み寄る助け合いの精神も必要です。
たまに休日を擦り合わせて二人の時間を過ごす
休日は基本的に子供がいるので、自然と子供が楽しめる場所へ行きますよね。
それ自体はとても素敵なことだと思いますが、パートナーと二人で過ごしていた時間とはまた別物。
子供も大切ですが、たまには二人の時間をゆっくり楽しんでみてはいかがでしょうか。
お休みを合わせるのは職場に事前確認を取ったり、仕事を前倒しで終わらせたりなど手間はかかりますが、たまには二人きりのデートを楽しむのもお互いの気分転換になり、その後の家事や諸々のお願い事も通りやすくなるので、とても有効な時間なのです。←
二人の時はできるだけ会話をする
お互いの少ないゆったり時間。それが二人重なったならなおのこと、二人の時間を楽しむべきではないでしょうか。
お互いが会話をしようと意識していないと、片方がテレビや動画を見始めてしまったり、スマホをいじってゲームをしてしまったり…。仕方がないことですが、それを続けていると相手の気持ちや考えていることがわからなくなってきてしまいます。
会話時間を少しでも多く取り、その時間をお互いが大切にすることも夫婦円満・家庭円満には大切なことだと実際感じました。
仕事場での環境改善
まず、会社の理解と協力をお願いするための話し合いが第一優先です。
あなたが現在しんどいと感じているのは、子供ができる前からでしょうか?それとも子供ができたあとからでしょうか?
もしかしたら子供ができる前とできた後での仕事内容について変化があったのかもしれません。
ですがあなたがどう感じているのかは会社側は言われないとわかりません。
「なぜ仕事がしんどいと感じているのか」、「どう会社側に対応してもらいたいか」などを明確にした上で、会社の上司などに相談してみましょう。
全てに対して改善してもらうのは難しくても、何か協力的な対策を提案してくれるかもしれません。
そのような提案もなく、あなたの提案に全く応えてくれないようならば、思い切って転職も視野にいれてもいいかもしれません。
子育てをしていると、子供がいなかったり独身の同僚たちとは実質的に仕事へ費やせる時間が少なくなりやすいですし、いざ保育園へのお迎えなどで職場を離れないといけない場合、案件に応じて同僚へすぐに引き継ぎができる環境下である必要もありますよね。
全てを理解してもらうのは難しいとしても、現在の自分の置かれている状況を話し、相談しながら仕事の進め方について模索していくことも大切です。
まとめ
いかがだったでしょうか?
共働きで子供の面倒もとなると時間がいくらあっても足りませんよね。
それでも頑張っているあなたたちのことを子供はちゃんとみています!
たまには有給なども使いつつ、自分の体と心、子供達、そしてパートナーにも優しい自分でいられるようにしたいですね。
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